長らくブログを放置状態にしております、すみません。
少し前の話になりますが、お電話にて「うつぶせ寝が楽なレンタルボディクッションは、本当に楽にうつぶせ寝ができますか?」というお問い合わせがありました。
ホームページで色々熱く語っているつもりですが、貸す側のいうことなので、そのまま鵜呑みにはできないのでしょう。
お気持ちは分かります。
私もレンタルする側だったら、あまり良いことばかり書いてあったら怪しく思ってしまいます。
正直に言いますと、「ボディクッションを使えば、あおむけ寝のように楽に寝ることができるか?」と聞かれたら
答えは ノー です。
あおむけ寝とボディクッションを使ったうつぶせ寝を比べたら、もちろんあおむけ寝の方が楽です。
ただ、「ボディクッションを使ったうつぶせ寝と普通のクッションを使ったうつぶせ寝ではどちらが楽?」と聞かれたら
答えは 断然 ボディクッションを使ったうつぶせ寝 です。
眼科の手術後以外で、48時間以上うつぶせ寝を続けられたことがある方は、おそらくいらっしゃらないのではないかと思うのですが、その辛さを想像することはとても難しいと思います。
私も入院する前は、「ず~っと、うつぶせ寝か~、辛いんだろうな~」くらいにしか思っていませんでした。
腰が痛くなったり、息苦しかったり、首~肩~背中が凝ってきたり、額が痛くなったり、頬や歯が痛くなったり、といった具体的な辛さにまで思いが及ばないと言いますか。
例えば、「額が痛い」
普段、物がぶつかったりしなければ額が痛くなることはあまりありません。物がぶつかって痛くなったとしても、だんだん良くなっていきます。
しかし、うつぶせ寝で生じる額の痛みは、常に自分の重みが加わってしまうため、良くなることがありません。うつぶせ寝で寝ている限り、ずっと痛いのです。額の痛みで夜中に目が覚めることもあります。痛すぎて、大声で叫びたくなることもあります。
入院中、病院でお借りしていた顔枕と胸当てを使っていた時は本当に辛かったです。
もちろん、その顔枕と胸当てがなければ、さらに辛かったであろうということは想像に難くありませんが。
ボディクッションをお勧めするのは、普通の顔枕や胸当てを使ったうつ伏せ寝は本当に辛いからです。
「1週間~2週間くらい、あっという間でしょう?」
と思われるかもしれませんが、長いです。
楽しい時間は早く過ぎてしまいますが、辛い時間は非常に長いのです。
もし悩んでおられるのであれば、悪いことは言いません、だまされたと思って使ってみてください。