網膜剥離体験記①

私は、令和元年6月10日に網膜剥離のため硝子体手術を受けました。
その体験記を書いていきたいと思います。

まず最初の異変は、6月3日に起こりました。

もともと疲れてくると飛蚊症(目の前に黒い点や糸のようなものが見える)が出てくることがあったのですが、目の前を通り過ぎる黒い点や糸のようなものがいつもより多く見えました。

いつもより多い、というか未だかつてないほど多くて、少し前が見にくいくらいでした。

しかしその時は、吹き出物も出ているし疲れているんだろうな、とあまり深刻には考えませんでした。

次の異変はその2日後の6月5日。

右目外側が何だかモヤモヤする。

モヤモヤっていうとよく分からないかもしれませんが、本当にモヤモヤという感じだったのです。

目を閉じるとモヤモヤしている部分が白く見え、目を開けると開けた瞬間、そのモヤモヤしている部分が黒く見える、という症状もありました。

翌日の6月6日、相変わらず右目の外側がモヤモヤしていて、ちゃんと見えているのかな?と左目を閉じ右目の前で人差し指を動かして視野の確認をすると

見えない部分がある!!
これは病院に行かないといけないやつだ!!

急いでネットで「視野欠損」を調べると、出てきたのは「緑内障」。

緑内障を調べてみると
・ 40歳以上の人口のうち緑内障患者は5.0%、20人に1人の割合 。
・ 1度失ってしまった視力や視野は薬や手術によっても回復することはありません 。

・・・マジですか。
視野が回復しないって、一生このまま?

ドキドキしながら緑内障に強そうな眼科を検索し、急いで向かうことに。

病院に着いてカルテに必要事項を記入してしばらくすると、まず視力検査。

続いて眼圧検査に視野検査。
視野検査が一番時間がかかり、一番疲れました。
こんなに目を酷使して大丈夫なのかな?と少し心配になるくらいでした。

看護師さんに、「緑内障じゃないんですか?」と尋ねると、「それは先生の方からお話がありますので。今は、見えないのが目が原因か脳が原因かを判断するために色々検査をしているんですよ」との事。

脳が原因?吹き出物がまだ治らないしもしかして・・・

「MONSTERS INSIDE ME]」という寄生虫の番組が好きな私は、体の中に寄生虫がいるのでは?と一瞬考えてしまいました。

そして眼底の確認は、目に直接ルーペのようなものを当てての検査。
結構グリグリされるので、なかなかの痛みを伴う。(翌日も痛みが残ったので、目に良くないことが起こっているのでは?と心配になりました。)

そしてやっと全ての検査が終わり、検査結果を聞くことに。

お医者さんの口から出てきた病名は

「網膜剥離」

「緑内障じゃないんですね」と少し安心して尋ねる私。

お医者さん曰く

「緑内障は、そんな急激に視野が狭くなることはないですよ。気づかないうちに狭くなっていることがほとんどです。」

そうなんだ、個人差があるのかと思って心配してしまった。
そういえば、網膜剥離は兄が高校生の時になっていたっけ。
母も年を取ってから網膜剥離になっていたな~。

続けてお医者さん曰く

私の網膜は完全に剥がれているため、手術の必要があるとの事。
しかし、この病院では手術ができないため大きな病院を紹介するとの事。
視力に重要な黄斑は大丈夫なので、1か月もほったらかしはダメだけど、直ちに手術が必要という訳ではないとの事。

手術とは言っても母親は日帰りの手術だったので、入院をするとは言っても1日か2日くらいだろうな、と軽く考えて夫にも軽く報告してしまったのでした。

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